米か野菜か果樹か酪農かはたまたそれ以外か

「農家になる!」と実際に動き出したあなた。
最初に決めなければ行けない大きな選択があります

それは『なに農家』になるかです。

一般的には
・米農家
・野菜農家
・果樹農家
・花卉農家
・酪農家

こんなところになります。

更に細分化すると、野菜などは「路地・施設(ハウス)」に分かれますし、酪農は動物別に別れますが今回は大枠で説明したいと思います。

米農家

よほど付加価値をつけた米を販売しない限り
『面積=収入』と考えてください、自然豊かな中山間地域の棚田などはストーリーをつけやすく高値販売ができるかもしれませんが、作業性が著しく悪いので同じ労働量ならばより面積をこなせる平地の田んぼの収益性が勝るでしょう。

しかし米一本で食べていくとなるとかなりの面積が必要になりますし、コンバインなどの機械投資が必要になるので専業農家としてはハードルが高いと考えます。

野菜農家

参入障壁が一番低い(参加が簡単)です。特に路地野菜であれば比較的投資も少なく始められるでしょう、ただし参入が簡単ということは単純に儲けも少ないです、例えば他の農家が競合する真夏に路地のキュウリだけで儲けようとすると「みんなが同時に出荷するので相場が低い=儲からない=死ぬほど働かなきゃ生活できない」となります。

また、露地栽培はお天気任せのオンシーズンのみの出荷になるので、オフシーズンに販売するものがなくなってしまいます、必然的に前後のシーズンに収入を得られる作物が必要になります。

施設(ハウス)栽培であれば例に取ったキュウリも長期出荷が可能になりますし、相場の高い季節に狙い撃ちすることも可能です。

※相場が安い真夏のシーズンに出荷しないで他の仕事をする方もいます

もちろん施設に対する投資が必要になってきますし(簡易ハウスでも数十万します)暖房の燃料費もかかってきます。

果樹農家

これはもう地域に合わせて様々な作物があります、北はりんごから南はみかんまで、桃や梨やぶどうなど色々です。

「奇跡のリンゴ」の様にスペシャルな付加価値がつけば別ですが、産地に基づいた果物を選びその産地のルール(慣行農法)に従って栽培するのが一般的です。
産地のルールに従って農協に出荷するのもよし、個人的に贈答品としてネット販売される方など売り方も様々です。

始めるにあたってとても大事なのは
「苗木から植えていては収穫まで数年間無収入」ということです。
これでは現実的でないので大体リタイヤや規模を縮小する先輩農家さんの園地を引き継いで始めます、苗木を植える新植はその後になりますね。

またスピードスプレーヤーという農薬散布に必要な機械が数百万するので、それらの機材をどのように調達するかが課題となります。

花卉農家

「お花の農家」です、都会の人からみたら食べ物でないので一見農家として認識されませんが立派な農家ですししっかりやればかなり儲かります。ですが路地では儲からないので必然的に施設経営、ハウスや燃料の投資が半端じゃないです。あなたがお金持ちであればチャレンジする価値もありますが、あまり新規就農向けではないかも。

酪農家

すいません専門外です。
そのくらい上記の3パターンとかけ離れています、知人に何人かいますが、発想が全く違う別職種です。

特にお話できることはないのですが『植物の農家』と『動物の農家』では全く違うとだけ思っていてください。

その他の農家

いかがでしたか?その他にも
「きのこ農家」や「堆肥や肥料を作る農家」、「野菜の苗を作って種苗店やホームセンターに出荷する農家」などみなさんが意識していないけど色々な農家の姿があります、これを機会に色々な農業を模索してください。