月給感覚はすぐにやめて、せめて年収で考えましょう

これから農家になって農業を始める(考えている)人によく聞かれるんですよ。

「ノラさんは月給どのくらいですか?」とか
「その作物は月収にすると何万円くらいですが?」とか

収入の目安を『月給=サラリー』感覚で質問するんです。

まぁ、自分ももともとサラリーマンだったので無理もないとは思いますが、これから農業を始めようという方にはまずこの考え方を改めることを勧めています。

理由なんですが、大体どの作物も収穫期は年一回です。

夏だけとか、春から夏に掛けてとか、長いものになれば春から秋に掛けてとか、冬であれば白菜とか長ネギとかそんな感じです。

確かに長ネギ等は路地でもほぼ周年収穫している方もいますし、ハウス栽培であれば色々な野菜が周年で可能になります。

例えばほうれん草などは数回転ハウスを使って一年中収穫可能です。

ですが、それでも一年のうちにバラツキが出ますし、先に書いたとおり殆どの作物は年一回の収穫と考えた方がいいです。

でも収入は安定させたいので色々な作物を組み合わせた複合経営になるんですね、春夏に野菜を採って、秋に米を収穫し、その後冬に果樹を出荷するとかです。

だから『月収・月給』感覚だと計算が成り立ちません、なんせ収入ゼロの月がありますから。逆に数百万入ってくる月もあるので考え方としては『年収』が正解です。

そしてサラリーマンと違って農家は個人事業主なので投資と売上と利益を考えます。

なので『年収』をもう少し進めて考ると
資材や機械、種、肥料、農薬の購入、これを『経費』
売上金額を『収入』
収入から経費を引いて『利益=所得』

この『利益=所得』が年収になります

更に12ヶ月に割れば『月収』になれますが、この考えが染み付く頃だとあなたはきっと個人事業主になっているので『月収』といったキーワードは忘れていることでしょう。

いかがでしたか?
ちなみにここから税金などを支払っていくので、ここでいう月収は天引き前ですね、農家に『天引き』はありませんが税金のお話についてはまたの機会に話したいと思います。